後期高齢化社会に伴ってサービス付き高齢者向け住宅の需要が増加傾向にありますが、介護職として働く上で利用者にどのようなメリットがあるのかよく知っておきましょう。サ高住は、利用におけるいくつかのメリットがあり、その一つとして挙げられるのが自由度です。施設によって若干のルールの違いはありますが、基本的に外出や外泊などの出入りは自分の意思で自由の行うことができます。
一般的な介護施設が事前の許可や付き添いが必要なのに対して、周囲に気を使わずに自由に行動できるのは魅力です。もちろん、外出だけでなく友人や家族を自宅に招き入れる場合も原則制限はありません。自由度は行動だけでなく生活にも反映されていて、キッチンはもちろんのこと、浴室や洗濯機など生活に欠かせない設備が整っているのが特徴です。健康で自立した生活が送れる人にとってこうした設備の充実は大きなポイントといえます。高齢者の単身生活で、本人や離れて暮らす家族が懸念する問題の一つが有事の際の対応です。サービス付き高齢者向け住宅は文字通り高齢者を対象としているので、スタッフが常駐して安否確認をしてくれるだけでなく、必要に応じて救急車の手配もしてくれます。
そして利用をする上で気にする人も多いのが費用です。この施設は費用の安さも特徴の一つで、介護サービス付きの施設に比べて遥かに安い家賃で住むことができます。入居時の初期費用も賃貸契約なので家賃と敷金だけです。この敷金は退去をする時に物損などの問題がない限り全額返還される契約となっているため、結果的に初期費用は0円という形になります。
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